今回はBigQueryを始めたばかりの初心者向けに、そもそもBigQueryとは何か、について解説する。

アカウントの作成手順からBigQueryを扱う上での注意点までを説明する。

BigQueryとは

BigQueryとは、Googleが提供する「分析用」クラウドデータベースのことである。データウェアハウス（DWH）とも呼ばれている。

BigQueryの利点は、ネットワークのインフラ面を気にすることなく、テラバイトレベルのビッグデータを、高速かつ低コストで処理することができることにある。

さらに、Googleアナリティクスの次期バージョンであるGA4（Google Analytics）のデータを、無料でBigQueryにエクスポートできるようになり、マーケターにとっても一気に身近な存在になりつつある。

アカウント作成手順説明

１：Google Cloudにアクセスする。

２：アカウント情報を入力する。（必要項目に入力する。）

３：Google側で用意された質問事項に答える。

４：管理画面から左部分の「BigQuery」 が表示され、BigQueryの操作ができるようになる。

GA4サンプルデータ準備

サンプルデータセットの設定手順は以前の記事で紹介したものがある。

詳しくは以下の記事を参照されたい。

BigQueryを扱う上での注意点

BigQueryを使う上でのいくつかの注意点があるので、ここで紹介しよう。

まず、BigQueryに蓄積できるデータの容量としては、1TBまでは無料で使える。そして、クエリを書くと右上にどれくらいの容量を使うかが表示される。最初の段階では、慣れるまでは容量の確認は必ずすることをお勧めする。

実際の運用としては、巨大なデータセットを大量に扱わない限り、1TBはデータ量としては十分すぎる。だが、クエリコストを抑える工夫としてはSELECT文には、必要なカラムだけ含める（安易に SELECT * しない）事や、集計期間を最低限にする（闇雲に全期間で集計しない）など工夫が必要だ。