本記事ではBigQueryにエクスポートしたGA4データを用いて、国及び地域別のユニークユーザー数(総ユーザー数)を集計するSQLクエリについて解説をおこなう。
※地域に関して、日本の場合は「都道府県」であり、アメリカの場合は「州」となることに留意されたい。
SQLクエリ概要
まずBigQueryにエクスポートしたGA4データにおいて、ユーザーの地域情報は geo という RECORD タイプのフィールド(カラム)に格納されている。
また、geo 内にネストされたフィールド(カラム)には geo.continent や geo.country という形で記述することでアクセスすることができる。
そして、ユニークユーザー数(総ユーザー数)をカウントするには、user_pseudo_id を重複なしでカウントする。
ユニークユーザー数を集計する方法に関する記事は、下記記載しているので併せて参照されたい。
▼【GA4+BigQueryで日次のユニークユーザー数を集計する】
SQLクエリサンプル
今回のSQLクエリは以下のようになる。
SELECT
geo.continent AS continent,
geo.country AS country,
geo.region AS region,
COUNT(DISTINCT user_pseudo_id) AS user_count
FROM
`technogram-354804.analytics_291973511.events_intraday_202212*`
GROUP BY
continent,
country,
region
HAVING
user_count > 0
ORDER BY
user_count DESC
;
■ BigQueryでの集計結果
BigQueryでの集計結果は、以下のようになった。
■ GA4探索画面での集計結果
続いて、GA4での集計結果は、以下のようになった。
BigQueryでの集計結果と、GA4探索画面での集計結果が一致していることが確認できた。